
身体に障害がある場合に交付が受けられる『身体障害者手帳』
認知症を含む精神疾患で交付が受けられる『精神障害者保険福祉手帳』
これらの手帳により、税の減免や医療費の補助、公共料金の割引、タクシー利用の補助等が受けられるというのはご存じの方も多いかと思います(詳細を確認したい方は記事にしているのでご確認ください)
これら控除や補助だけでもかなりのメリットがあるのですが、さらに特別障害者手当を受給する事によって月額2万6620円受給する事が出来ます。
特別障害者手当とは
特別障害者手当とは、寝たきりや、重い精神的障害等がある方方の経済的負担を減らすための制度で月額2万66200円を受給出来る手当です。
受給条件としては、重度の障害があるために常時特別な介護を必要する人と定められています。
基準としては身体障害者手帳、精神障害者福祉手帳、愛の手帳で1、2度程度でかつそれらが重複している人とされていますが他には、認知症の場合、発表されている【精神判定基準】が目安になります。
おおよそ14点以上が特別障害者手当の該当レベルです。
補助不要 | 補助ありで可能 | 出来ない | |
補助不要 | 圃場ありで可能 | 出来ない | |
補助不要 | 補助ありで可能 | 出来ない | |
補助不要 | 補助ありで可能 | 出来ない | |
通じる | 少し通じる | 通じない | |
通じる | 少し通じる | 通じない | |
分かる | 少し分からない | 全くわからない | |
守れる | 危ういが守れる | 全く守れない |
要介護度認定で考えると4から5くらいが当てはまり、寝たきり等の状態であればて手当の対象となる可能性が高いです
特別障害者手当が対象外要件
先ほどの解説したような情況にあり受給が妥当は場合でも下記のような条件に該当する方は特別障害者手当が対象外になります。
介護施設入居者 | 自宅での介護負担を軽減するための手当という側面が強いようです。そのため、介護施設等に入居している方は手当を受け取る事が出来ません。 |
長期入院患者 | 3ヶ月を基準としてそれ以上入院を現在されている方は対象外です。 |
高所得者 | 受給者の配偶者・生計を共にする扶養義務者の収入が一定以上の場合も手当の対象外となります。 |
高所得者と言うとちょっと曖昧なので詳しい数字に関しては以下を参考にしてください。
特別障害者手当受給者本人の所得制限は以下のようになります。ちょっと分かりにくいですが、特別障害者手当を受給する方が誰の扶養にも入っていない場合は、①本人の所得制限の数字
扶養に入っている場合には②配偶者及び扶養義務者で本人と扶養者の収入を足す形になります。
(特別障害者手当を受ける人) |
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360万4000円 | 628万7000円 | |
398万4000円 | 653万6000円 | |
436万4000円 | 674万9000円 | |
474万4000円 | 696万2000円 | |
512万4000円 | 717万5000円 | |
505万4000円 | 738万8000円 |
まあ数字はざっくりで該当するのか?しないのかレベルだけ確認してあとは申請時に細かい部分は聞けば大丈夫です。
特別障害者手当の手続き方法と必要書類
必要書類と手順 | |
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1.認定請求書 | 手当を受け取るために必要な書類を市区町村の保健福祉課等で受け取ってください。
この時不明点等を聞く事が出来ますので手当を受けられるかという段階の疑問もここでOKです。 |
2.医師による診断書の作成 | 医療機関で診断書を作って貰います。 |
3.所得情況届け | 所得制限があるので前年度の所得証明書を用意します |
4.口座登録依頼書 | 手当は振り込みになるので振り込み先が確認できる通帳が必要です |
5.印鑑 | シャチハタは駄目だった気がします(笑) |
6.戸籍謄本 | 本人の謄本です |
必要な資料が多くて難しく考えてしまいがちですが、とりあえず市区町村の担当窓口に行けば必要な書類の事、手続きの流れを対面で教えてくれますので、そこまで難しく考えないでOKです。
こんな記事を書いておいて元も子もありませんが、市区町村によって必要な書類等も違う場合があるので、担当窓口での確認が1番です(笑)
特別障害者手当
認知症の場合は手当を受け取れないなんて情報がネットだと転がっていますが、重度の場合は手当の対象となるケースが多いと思います。
月額あたり2万6000円で年で考えると20万超。
けっして少ない金額ではないので、重度の認知症のご家族を自体で介護されている場合は是非頭に入れておいてほしい手当です。
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