すぐにまとまったお金が必要。それでも自宅には住み続けたい。
そんな場合に検討したいのがハウスリースバックです。
ハウスリースバックとは

通常、不動産を売却してしまうと、所有権が購入者側に移行し、その家に住むという事が困難になります。
しかし、ハウスリースバックであれば不動産売却後にその物件の賃貸契約が保証された形での売却となるため、自宅を売却後にも住み続ける事が可能です。
ハウスリースバックのメリット
現金は一括で支払われ、最短20日、平均40日で自宅を現金化する事が出来ます。 | ||
売却後も自宅(所有権は失う)に住み続ける事が可能なので、引越等する必要がありません。 | ||
希望した場合は物件の買い戻しも可能です(ただし割高になる) | ||
所有権が無くなるので固定資産税等の各種税金が不要になります。 |
ハウスリースバックのデメリット
物件売却後のリース料金は8%から10%に設定されています(2000万で売却なら200万前後)そのため即金性は高いものの長い目で見れば高コストです | ||
売却後も自宅(所有権は失う)に住み続ける事が可能なので、引越等する必要がありません。 | ||
通常の不動産売却のように色々な不動産会社に見積もりを取る事が出来ないため、売却価格が安くなる可能性が高いです。 |
他のサービスと比較(リバースモーゲージ)
住みながら自宅を現金化出来る方法としては、自宅を担保にしてローンを組む制度(リバースモーゲージ)があります。似た制度ではありますが、メリット、デメリットに違いがあり活用が有効なシーンが異なるので比較しておきます。
ハウスリースバック | リバースモーゲージ | |
---|---|---|
所有権 | 失う(買い戻し可) | 失わないが将来的には売却 |
使い道 | 自由に使う事が可能 | 制限あり。リフォーム、施設入居費 |
年齢条件 | 特に無し | 55歳以上の場合が多い |
収入条件 | 条件なし | 銀行によっては条件あり |
保証人 | 不要 | 必要なケースもあり |
対象物件 | 制限無し | 土地付き建物(マンションは対象にならない場合がある) |
ハウス・リースバックが向いている人
ハウスリースバックは、即金性も高く、目先のお金作りたい場合におすすめです。
また短期的に資金難であれば、住宅の買い戻し等も将来的に可能なので、住宅を手放したくない方におすすめです。
リバースモーゲージ
リバースモーゲージの場合は即金性はありませんが、不動産を担保として毎月現金が入ってくるため、生活費の補助的な役割としておすすめです。
ハウス・リースバックのまとめ
通常売却に比べると自宅に住みながらその家を現金化できるなど良い点はありますが、その分査定金額が低くなったりとメリットだけではありません。
ただし、自宅現金化までのスピード感や、自宅を利用しつつ現金を作れる点など大きなメリットもありますので、条件的に意味がありそうであれば検討する価値はあるでしょう。
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